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辞書 ::: 2012.05.17 Thursday

  • Tomoko Arahori
  • 2020年7月27日
  • 読了時間: 3分

今年度、受験生の長女。

いわゆる「日本の高校を受験するための英語力」は、かなり培ってきている彼女ですが、本人は、もう少し、もう少し、高い地点へ、と願っている。

私が受験勉強した時代とは、何もかもが様変わりしているから、最新のアドバイスなんてできないけれど、ただ、夏は、とにかくとにかく、単語熟語をめいっぱい脳内に増やすべき時期だというのは変わらないと思う。その習得方法はいろいろあるけれど、一番簡単なことはとにかく、しつこくしつこく何かにつけては辞書を引くこと。ひとつ調べたら、その語句に関して記載されてることを全部読むこと。紙の辞書のことです。

あの、持ち運びに不便な、厚くて重い辞書。その辞書をひき倒すこと。

中学の入学祝いにおじいちゃんにリクエストして、頂いたものは電子辞書だった。

英和、和英、国語、古語、漢語、仏語、独語、中国語、その他一般常識まで様々な知識が網羅されている。しかも薄くて軽い。彼女は今まで主に、これをお供に勉強してきた。

電子辞書は、バッテリーさえあれば、とても便利。

例えば大学の講義中、海外旅行などには、とても使い勝手はいいものだろう。

でもやっぱり、勉強する為には、紙の辞書には到底かなわないと、私は思う。

小学校から卒業式記念に頂いた、初級クラウンの薄いものを眺めてみるだけでも、思う。

単語をひとつ調べる時、液晶画面におさまりきらない情報を、スクロールしながら読むのと、見開きの紙の中、目で追いながら読むのとは、全然違う。

知りたかった情報を目で追い、探しているうちに、その目的としている情報周辺の情報も自然に視界に入ってくる。するとそこにまた探究心が湧いてくる。調べる過程で生じて広がっていく、知識のプラス連鎖。頭に入れる為には、紙に書かれているものの方が断然覚えやすいし、記憶に残る。蛍光ペンでラインも引ける。

☆☆☆

die と deadという単語を使い分けて、同じ意味合いの英文を2つ作る、

という問題があり、私のところへ聞きに来たから、

ひと通り答えた後に、辞書持ってきてごらん、と引かせてみた。


die 、そして dead。


2つ引かせてみる

まさしく今の問題を解くために彼女が欲していた事がものすごい的確なヒント文例として、載っていた。


電子辞書にも文例は載ってるよ。 でもママのいう事ホントだ!

ホントになんか、単純に、こっちの方がすんなりわかる!


私が唱える 「紙の辞書至上論」を体感してくれた模様。




ね、辞書っていいでしょう?


ムフフと心の中で悦に浸りながら、私もまた 今眺めていたdieとdeadのページに目を落した。


be dying to (do) for  ~


死ぬほど~したい

死ぬほど~が欲しい、~がほしくてたまらない、


(おぉ、懐かしいフレーズ!)


その使い方の例として、


I  am dying for a drink of water.     (お水が欲しくて仕方ない)


(これこれ!これ私も大昔に勉強したわぁ。)


訳がいいなぁと思う。

死ぬほど水が欲しい、とは書いてない。


そしたらその下に、


I am dying to see him. 


死ぬほどあの人に会いたい ~     と。


『彼』  ではなく、  『あの人』  と訳してあった。



『あの人』 と来たか。

じわじわじわ~~~~と、ちょっと感銘がこみあげてきた。

思春期のギャルにはこういう例文は、ものすごい効率的だろう。

暗記って、ただただやみくもに覚えるのではなくて、

こういう、ちょっとした横道にそれた刺激があると、それも付随した記憶となり、

思い出さねばいけない時にすんなりと蘇ってくるものだものね。



I am dying to see him.

ちょっと呟いてみた。   


I am dying to see him.

死ぬほどあの人に会いたい。


なんかいい。

それもかなり。


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