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雨の日曜日 ::: 2020.02.16 Sunday

  • Tomoko Arahori
  • 2020年8月1日
  • 読了時間: 8分

久しぶりに今日は雨が降りました。雨の日曜日って、なんとなくアンニュイな風情のある表現ですよね。

頬杖ついてとか、もの思いとか、読書とか、ブラックコーヒーとか、そんな単語が似合いそう。


低い温度と湿度を好むインフルエンザウイルスが巷に流行している時、雨降りは歓迎されますが、コロナウイルスはどうなのでしょうか。

今日は窓の外を見ながらそんなことを考えていました。とじこめられているクルーズ船の皆さんは、やるせないなんて言葉では片付かない、複雑なお気持ちでいっぱいでしょう。早く安心してお家へ帰れるといいのですが。

これだけ人や物の行き来がある現在の世の中です。

その発生が武漢周辺で噂され始めた早い段階で、中国政府が中国全域全ての人を自国人外国人問わずいかなる理由があっても出国禁止、また諸外国からの入国も禁止にでもしたなら話は別だったかもしれませんが、近隣のアジア諸国はウイルスの完全国境遮断は絶対的に不可能で、遅かれ早かれ日本に入ってきたでしょう。直接ではなくても、迂回して、様々なルートで。

政府がもう少し早く厳重に手を打っていたら、なんてタラレバをボヤきたくもなりますが、もう今の状況ではどうしようもありません。

まず認識しておくべきことは、症状が先に現れた人が発生源だとも限らないということではないでしょうか。こうも連日終日報道されていると、犯人捜しや魔女狩りのような意地悪なニュアンスが世間で漂うのも感じるのですが、それは自分は感染元の当事者ではない、自分は感染元にはならない、という誤った意識があるからだと思います。感染したらその瞬間から感染者兼即感染元です。ヒアリやセアカゴケグモにようにウイルスは目に見えるものではないのです。爆発的な流行を抑えることができるのはもはや国ではなく、個々で感染防止に努めること、これですよね。

罹患されてしまった方は一日も早くご回復されてほしいと思います。抗ウイルス薬も発明されてほしいですよね。

早く沈静化しますように。

☆☆☆

私は、2月3月の教室にお休みをいただきました。子供たちが全員春休みということもあったのですが、戦死した祖父の足跡を辿って、インドネシアのマランからフローレス海の島々の方へ旅に出る計画をしていたのです。興味を持ち、一緒に行きたがった長女と日程があわなくて、それならば来年以降に改めて計画しようか、では、もうひとつ訪れたかった場所、上海なら短期間で行けるね、上海にしよう、と決めたその矢先の肺炎流行です。インドネシアへ向かって日本を飛び立った祖父はまず上海の飛行場へ降り、当時日本軍が接収していた外灘の浦江飯店、アスターハウスホテルに二夜宿泊し、夜にガーデンブリッジを渡って共同租界を歩きコーヒを飲んだとのこと、その道を同じように歩いて辿ってみたかったのです。でも、すでに外務省からも渡航自粛勧告がでましたので残念ですが仕方ありません。世の中が元通り元気になるまで、楽しみにしまっておくことにします。そんなわけで、ご近所でのんびりを満喫して過ごしています。


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祖母の命日が近かったので、先日、お墓参りへ行きました。画像は帰りに少し寄り道をして、散歩をした里山の風景です。

うすぐもりのあたたかな日ででした。紅梅の大木がほころび始めていて、その横では同じく大きな夏みかんの木に黄色い実がたわわに実っていました。写真ではわかりませんが周囲は畑で、見かけると立ち寄らずにはいられない無人販売所もありました。が、この後新三郷のイケアへ行く予定だったため、お買い物は断念。

木立の奥には大きな立派なお家があり、手前の原っぱはおそらく休耕地。歩くたびに沈み込むような低反発の布団のようなふみ心地の、ふかふかした良い土で、青いオオイヌノフグリの花や桃色のホトケノザの花も一面に咲いていて、あぁ、春が近いんだなぁと感激しつつ、夏みかん泥棒に思われないように挙動を意識して写真を撮りました。(笑)

この先を少し行ったところにひっそりと小さな神社があって、馬頭観音、お地蔵様等々の他に、庚申塔、青面金剛像という見たことがないものが多数並んでいました。庚申塔ってなんだろうとふと興味が湧いて調べてみましたら、面白いことが書いてありました。

道教では、人間の体内にはサンシという3種類の悪い虫が棲んでいて、旧暦庚申の日の夜、人の睡眠中にその体を抜け出してその人の悪事を全て天の神様に報告に行きます。悪いことをすると、小さいことでは3日、大きなことでは300日づつ、その人の寿命は天帝に減らされていくそうです。サンシは宿主のその人間が死ぬと自由に動き回れるので、早く死んでもらいたいと思っている。なので、天帝にあることないこと嘘もつく。庚申の日になる前日から集団で徹夜すればサンシは体内から出られない。そのため、庚申の日(60日に一度)の夜は人々が集まって、徹夜で過ごすという庚申待ちというの風習があった。 庚申待は平安貴族の間に始まり、近世に入っては近隣の人々が集まって夜通し酒宴を行うという庚申講という風習が民間にも広まった。この集会を3年間18回続けた記念に建立するのが庚申塔。江戸時代には全国の農村などで大流行した。 


なるほどー、と思い、塔の裏にまわると、安永6年(1779年)、享保14年(1730年)などなどの年号が彫ってありました。家治とか吉宗(暴れん坊将軍)の時代ですね。。。青面金剛という怖いお顔の像はそのサンシという虫封じの神様だそうです。このあたりの村でも2か月に一度庚申の夜に寄り集まって徹夜をしたのでしょう。

見渡すのどかな風景は、人と家屋は変わっても、300年前とはさほど変わっていないのだろうなぁと、ひととき、遠いようで近いような江戸時代を想像してみました。


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成田山の星供養へ今年も出かけてきました。

節分を過ぎると新年の賑わいも落ち着き、暖かな日差しの中、梅の花もほころんで 春めいてのんびりした気持ちになれます。

まずは参道途中の薬師堂へお参りしてから仁王門へ向かいます。

池の亀を眺めながら急な階段を上がり、その途中のこわれ不動へ参拝。

境内にあがったらまず古いお札をお返しして大本堂でお護摩に参加しました。御火加持を受け、御手綱参拝をして、新しい御守をいただきました。

今年は次女が後厄ですので釈迦堂で厄除けもしました。

階段を上がり、光明堂で星供御守をいただく前に太宰府天満宮の小さな祠にも忘れずに参拝。子供たち3人の受験のお願いとご報告でなんどもお参りしましたがこの日両脇の紅白の梅が満開で、いろいろ当時のことなどを

思い出し、懐かしかったです。

参拝にいらした方はここで引き返してしまわれるかたも多いのですが、その奥に広がる庭園はアップダウンはありますが、四季折々の美しさが楽しめる散策にはとても良い場所です。

冬枯れの木々の姿も、春の花々も、新緑の若葉の色も、蝉しぐれに囲まれる木下闇も、そして紅葉も。

この写真はその庭園の奥の奥にある、名取亭さん。

久しぶりの鰻をいただきました。ここ数年は参道の駿河屋さんばかりですが、お休みだったのでこちらへ。

鰻がふわっと柔らかくて美味しかったです。昭和の建築もまた風情がありました。

遅めの時間だったのでのんびりできましたし、帰り際に、女将さんからご厚意で天かすをいただきました。

境内に戻って出世稲荷へ向かい、油揚げをお供えします。商売繁盛開運成就、火伏の神様。奉納された絵馬に貼られた全国の企業の方々の名刺をちらっと眺めてしまうこともお約束。

米屋で栗蒸しようかんを買って帰ってきました。

名取亭さんで頂いた天かすはその夜の夕飯にたっぷり使わせていただきました。(美味しい雷豆腐となりました。)

成田山へお出かけされる方は本堂だけではなく、是非、その奥へもどうぞ。そうそう!光明堂は縁結びの愛染明王も祀られています。(*^_^*)

☆☆☆

友人と久しぶりに会ったり、ローカルレトロな散歩など好きなことも楽しみつつ、大事な大会が近づいてバレーの密度濃度もかなり濃く高く過ごしています。のんびりしているようで、ある意味ハードボイルドです。(笑)

今期、住まいの理事となった為、総会や会合の出席等も始まりました。

春休み等で子らの全員ほぼ在宅している日々の中で、家事や諸事をこなし、バタバタしています。

リセットタイムは、ルルと散歩することと、真夜中のアマゾンプライム及びネットフリックスでの映画鑑賞、そしてお布団に入って本を読み寝落ちすること。あと、うっかりしてしまいがちですが、遠方で頑張る旦那君のことも忘れてはバチが当たりますよね。(^_^;)


お菓子、最近はスフレチーズケーキ、柚子のギモーブ、チョコレートがけをしたヘーゼルナッツのクッキーなどを量産していました。今日は、ドイツのイースト菓子、ビーネンシュティッヒの生地を仕込みました。只今冷蔵発酵中です。大好きなお菓子なので、これも工程をどうにかうまく工夫して、シュトーレンの教室のような感じに皆さんにご紹介したいなと考えています。インスタグラムのほうに作ったお菓子は時々アップしていますのでよろしかったら眺めてみてくださいね。

なかなかPCにゆっくり向かう時間が取れませんが、時々日々徒然のことなど、記録していきたいと思います。

時々お暇な時にお付き合いくださいませ。

また皆様とお目にかかれます時に、いろいろなお話を伺えますこと、楽しみにしていますね。



ももふく



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