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雨月 ::: 2015.06.30 Tuesday

  • Tomoko Arahori
  • 2020年7月30日
  • 読了時間: 3分

  6月のご軽食、お揚げと新生姜の甘酢漬のお寿司の画像です。

  新生姜、皆さんにご紹介した頃はまだ走りの時期でしたが、

  先週辺りから、近所でもよく見かけようになりました。

  少量でしたらジップロックで作るのが便利だと思います。

  甘酢は自然にピンク色になります。生姜を食べてしまったら、

  お塩を足してカブや茗荷なども漬けてみてください。

  先日は夕飯のおかずにサバを揚げて、新生姜、紫玉ねぎ、三つ葉と

  マリネにしました。この甘酢に塩を加えただけのシンプルな味付けですが、

  さっぱりして箸が進みました。

  あともうひとつ、

  鶏のから揚げの中華風甘酢あん(酢豚の鶏肉版です)を作った時に、

  この甘酢を使い、新生姜もアクセントに加えました。ヒットでした。  

  そうそう、サバはゴマ鯖ではなく真鯖が断然おすすめです。













お寿司と一緒にご賞味いただいた本枯れ削り節のおだしはいかがでしたか?

シンプルながら花がつおとはまた一味違う、鰹節の底力というか、和食の旨みの原点を感じる、しみじみとした美味しさだと私は思います。

母の手製の揚げ餅のお伴に飲んだりしましたが、「おかき&お茶」の定番とはまた違う、この「おかき&お出汁」の組み合わせもなかなか乙なものでしたよ。^^

二番だしは我が家のお味噌汁の出汁になり、 煮干しだとあまり嬉しそうでない息子が「うーー、目に沁みる!(程旨い)」 と、あまり日本語として聞いたことがない斬新な表現の感想を述べつつ、喜んで飲んでいました。


私が小さい頃、お勝手の棚の上に、鰹節削り器はいつも置いてありました。使い込んだ鰹節削り器の古びた木の色は何となく覚えています。時々お手伝いで鰹節を削らせてもらったのですが、上手く滑らせないと、ガツッととまってしまうのですよね。あのちょっと嫌な感覚は 今でも思い出すと、ちょっと首がすくむ感じがします。(笑)


温故知新。

お料理にも言えることなのだと思います。今の時代、美味しいものはたくさんあります。いろんな工夫で、苦労なく美味しいものが作れる時代にもなりました。

でも、斬新なものを追及する、前へ前への視線ばかりでなく、ちょっと昔を振り返ると、長い年月の中で愛され作り続けられてきたものの中に、もっと美味しいものへ繋がるきっかけがたくさんあると思います。

そういえば、我が家の子供たち、雷豆腐が大好きです。豆富百珍にも紹介されている、江戸時代からのお惣菜、胡麻油でお豆腐を煎り付けた甘辛味のお料理。お豆腐を鍋に投入する時にバリバリバリバリ、って音がするから、というのが名前の由来なのだそうですが、私はこの雷豆腐を作る時に、天ぷら、かき揚げを揚げた時の天かす(揚げ玉)を入れます。

コク(ボリューム)も出て美味しです。出来たてのアツアツの雷豆腐に、大根おろしと、生姜とねぎを添えてこれだけで充分満足なご飯のおかず。最近作ってないので、今夜はしばらくぶりに作ろうかな。



またもや食べ物の話題に終始してしまいましたがせっかくなので、最後まで。

大きく作ったプリンの火の通りが完璧だった時の喜び。

先月のチョコレート&ラズベリーのタルトもそうですが、こんなに真ん中がまだフルフルなのにもう出してしまっていいのだろうか。ここで決断する勇気が美味しさの秘訣です。この感覚に慣れるまではドキドキしますよね。でも慣れるほど作っていただけたら嬉しいです。


7月の教室は、来週よりスタートいたします。(ただ今絶賛準備中)ご予約を頂きましたお客様、お待ちしておりますね!梅雨の時期ですが、お天気になりますように。お気をつけてお越しくださいませ。


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