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霜月 ::: 2014.11.28 Friday

  • Tomoko Arahori
  • 2020年7月29日
  • 読了時間: 6分














連休の冷たい雨も上がり、昨日は小春日和のとても暖かな一日となりましたね。

ベランダのお洗濯物も、気持ちよく乾きました。

11月のテーマのお菓子、リンツァートルテの教室が終了いたしました。

お越しくださいましたお客様、どうもありがとうございました。


今月は、私の作ったものも含めますと、全部で46個のトルテが焼きあがって、皆様とご一緒に旅立って行きました。

教室のある日は、家の中にお菓子の甘い香りと、たくさんの笑顔と、そしていろいろなお話の輪が広がって、お客様をお見送りした後も、部屋の中はいつまでも温かくて、私はその気配と、楽しかった余韻に浸って過ごしています。

リンツァートルテ、私は殊の外、お気に入りのお菓子です。毎日でも食べたいと思ってしまうほど。(笑)

レモン果汁でキュッと甘酸っぱく仕立てたラズベリージャムが、とても美味しくて。

皮ごとのナッツの香ばしさと、バターと、レモンの皮と、スパイスの香る生地も大好き。

両者がタッグを組んで完成する、素晴らしい風味。

コーヒーにも、そして紅茶にも、とてもよく合うと思います。

先日は、大きく一切れ切って、ワックスペーパーに無造作に包んで、ルルのお散歩に持って行き、清澄公園のベンチに座り、マイボトルに煎れた濃いお茶と一緒に食べました。きれいに色づいた木々を眺めて、なんだか幸せなおやつ兼、昼食でした。


11月のご軽食は、トムヤムペーストを使って作るタイ風クリームパスタ。 作り方はとても簡単。トムヤムペーストとフレッシュクリーム、ナンプラー等々を予め合わせておき、 具とパスタのタイミング合わせて和えるだけ。気軽に作れるパスタです。 ペーストの中の唐辛子やレモングラスのさわやかな辛さと酸味がまろやかなクリームと調和して、とても美味しいのです。  初めて食べる、衝撃の味わい、美味しさでした!とたくさんのお客様に喜んでいただけて嬉しかったです。 そして、ご質問も多かったこのパスタの器。これは、かれこれ15年位前に購入したものなのですが、ダンスクのものです。デザインがあっさりしていて、当時のダンスクの主流とはちょっと違った雰囲気がおもしろくて買ったのでした。6つのうち2つはすでにかけてしまって、4つになってしまいました。(ひとつはベランダにいます。(笑) この淡い水色というのが、料理の盛り付けにはちょっと合わせ方が難しいのですが、たくさん食べる我が家のパスタの器としてはとても理想的な大きさ、容量なのです。(笑)今回、エスニック系には難なく合うのだなぁと、嬉しい発見でした。

今月の紅茶は、夏に資料館通りにオープンされた紅茶のお店、TEA PONDさんのプリンセスライチという、ライチにほんのりローズの隠し味の入ったフレーバーティ。

フレーバーティなのに、個性的なリンツァートルテの風味とも、不思議なほどによく合いました。

カップを口元へ運ぶ時、ふわっと包まれるように立ち昇る湯気と香りがとても優しくて、調合される方のセンスに、思わずピシッと敬礼したくなります。(笑)

お店には、魅力的な紅茶がたくさん並んでいます。オーソドックスなものからフレーバーティ、ハーブティまで多種多彩。

夜遅くに通りかかると、(もちろん閉店後ですが)奥の調合室の温かな色のランプの灯りの下で、キリッとしたお顔で茶葉を調合したり、パッキングされたりしていらっしゃるオーナーさんのお姿が垣間見ることができます。ウェブサイトもとても素敵ですので、ジャンプして、どうぞお出かけしてみて下さいね。

実店舗へは、ももふくからでしたら、ゆっくり歩いて5~6分程です。


お話は変わりまして。 TEA PONDさんで農園別シーズン別など、いくつかのダージリン茶葉の香りを嗅がせて頂いていて、ふと思い出したことがありました。 もうだいぶ昔になるのですが、ジャワティの取材でジャワ島の国営マラバール茶園へ同行させて頂いた時の事です。 ジャカルタから車で5時間のインドネシア第3の都市バンドゥン。

そこからさらに峠の道を2時間揺られて到着する標高1500mの茶畑です。早朝の畑で茶葉を摘み、工場で加工の工程を見学し、何種類かの紅茶のテイスティングもしました。

おなじみのあのジャワティの味はすぐにわかりました。 ジャワの茶畑の紅茶はどれも皆、なんというか、上手く表現ができないのですけれど、力強く、どこか野性的な味がしました。ここの農園の茶葉は、『山のアロマが際立つ』と言われていると聞いた記憶がります。 山のアロマ。まさに、本当に山のアロマ、そのものでした。 出来たばかりのジャワ紅茶をたくさんいただきました。帰国してからしばらくの間、煎れて飲むたびに、あの見渡す限りの山の斜面に広がっていた茶畑と、吹いていたひんやりと透き通る風と、踏み込む度に立ち昇った土の香りを思い出していました。喉が乾いた時に、ジャワティを見かけると、ついつい買ってしまいます。 飲むたびに今でもあの茶畑の風景が鮮明に蘇ります。茶摘みをしていた時、その場で若葉をちょっとかじってみたりもした、あのほろ苦い味も一緒に。なかなかご近所のお店では出会えませんが、ジャワティは、緑のラベルのグリーンティも好きです。あの山に、より近い味がします。紅茶の事から少し昔の記憶へ、旅をしてしまいました。


  もうすぐ12月ですね。    街もクリスマスのイルミネーションに彩られてきました。    日が落ちるのが早くなりはじめると、夕方はなんとな    く心細いような せかされているような、落ち着かない気持ちに    支配されてしまうのですが、    最近夜の街がキラキラし始めて、うっかり遅くなってしまうと    普段なら焦ってしまう夕飯の買い物も、ちょっとだけ心軽いです。(笑)    この写真はもうだいぶ前に撮った、クリスマスの飾り。    またちびっこだった子供たちに何度となくツリーをなぎ倒され、    今、このかわいい兵隊さん、満身創痍なのです。    さっきツリーを出そうかな、と点検したら、なんとツリーまで満身創痍でした。^^;     どうしましょう。


来月のご軽食に使う牛すじ肉を、今日は朝から下ゆでしています。 一度ゆでこぼし、冷水できれいに洗って、それから柔らかく煮ます。 圧力鍋なら高圧1分。これだけでOK。 とても美味しいすじ肉で、ご覧の通り余分な脂が一切なく、美味しいお肉とゼラチン部分が 柔らかにぷるぷるに煮上がりました。(笑)お肉はお肉で小分けして冷凍保存しておきます。 スープは常温まで待ってから冷蔵庫に入れて冷やしますと、翌日には上にラード、 下は澄んだスープの煮こごりとなりますので、ラードは取り除き、煮こごりもお肉同様 ジップロックで小分け保存で下準備OK。今日は1.5kづつを×4回。準備完了しました。 ひよこ豆や赤カブ等のお野菜とともに、クスクスシチューとなります。どうぞお楽しみに! このすじ肉の入手方法は、来月のレッスンでこっそりお知らせしますね。 というわけで、今はお家の中がすじ肉の香りと湯気に満ち満ちて、私のお肌も潤っているのでした。(笑) 12月の教室のご予約状況、更新しております。(11月30日) ご興味をお持ちの方、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!

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